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■■■私小説って何ですか?■■■

1 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:20
日本文学の特徴とか聞いたんですが。
太宰は私小説というのはなんとなくわかるけど、
夏目漱石や芥川龍之介は私小説なんですかね?
最近では村上龍や村上春樹は私小説なんですか?
柳美里の「命」は私小説だと耳にしましたけど。
綿矢りさや金原ひとみは私小説なんですか?
また、外国文学には私小説はないんですか?
私小説って日本文学の大枠に含まれる一形式にすぎないんですか?

そこんとこ、どーよ?

2 : ◆GiTmRUKFvw :04/03/18 13:22
私小説は日本文学における
アトランティス大陸だよ

3 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:25
>>2
どういう意味でつか?

4 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:26
ヘミングウェイも私小説っぽい。
主人公がほとんどヘミングウェイと被るし、
ほとんどの作品がヘミングウェイの体験を語っているように見える。

5 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:27
ヘミング厨はいらね

6 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:30
三島由紀夫は私小説が死ぬほど嫌いらしい

7 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:30
>1の考える「私小説」の定義を述べよ

まずはそれからだ

8 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:32
>>7

それが分からないから聞いているんだろバーか

9 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:34
自伝 autobiography と私小説との違いも説明してくれ

10 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:43
自伝=中心が作者であると公言した伝記?
私小説=中心である主人公と作者のつながりを曖昧にして語られる準伝記?

11 :吾輩は名無しである:04/03/18 13:43
【私小説】
作者自身とわかる人物が〈私〉として作中に登場し、
〈私〉の生活や想念、目撃見聞した出来事を虚構を交えず
ありのまま語ったとみなされる小説をいう。
これに類似するものに、ドイツのイッヒロマン
(主人公が一人称で語る小説)や自伝があるが、
私小説は近代日本の特殊性につよく規定される点で
それらとは異なる。最も日本的な文学形態だけに、
日本的な偏りを批判されることが多かった。

……だそうです。出典は平凡社の世界大百科事典

12 : ◆GiTmRUKFvw :04/03/18 13:46
日本は筆者と作中人物を結び付けたがる
読者が多いのせい
作品と分離して考えられない不思議
むやみにエッセイの類が多いのも痛い

13 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:05
>>11
日本の私小説はもっと根深いだろうね。


14 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:06
私小説と自然主義ってほとんど同じ?

15 :11:04/03/18 14:06
私小説の長所は
つくりごとや虚飾を去った自己認識を通じ、
人間性の醇化と救済に向かい、東洋的悟道、
全世界と自己の宥和に達するところにある。
      (世界大百科事典 平凡社)

つまり私小説の目的は作者の自己救済のために書かれた
小説ってことでしょう。


16 :11:04/03/18 14:07
つまり私小説の目的は×
つまり私小説は

間違えた 

17 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:11
>私小説の長所は
>つくりごとや虚飾を去った自己認識を通じ、
>人間性の醇化と救済に向かい、東洋的悟道、
>全世界と自己の宥和に達するところにある。

誰だよこんなこと百科事典で書いたのw 
DQN臭がムンムンだ。ろくでもないな。

18 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:14
>自伝=中心が作者であると公言した伝記?
>私小説=中心である主人公と作者のつながりを曖昧にして語られる準伝記?

>>10氏の規定がいちばん単純明快なような気がしていいのだが。。。
作者=作中人物を作者が公言するかかどうかで線引きするのは
きわめて危うい区別のようにも思う。反例がたくさん挙がりそうだ。


19 :11:04/03/18 14:16
>>17
高橋英夫

ちなみにCD-ROM版です


20 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:38
漱石と芥川は私小説とはいえないだろ

21 :吾輩は名無しである:04/03/18 14:50
っていうか、同じ作家でも作品ごとに違うわけなんだが。

22 :ご案内:04/03/18 14:55
じゃ、1もそろそろいいかな?

何でも質問箱(軽い質問はこちらまで)其の八
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1073944247/l50

文学板コテハンが質問に答えるスレ  part 2
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1056728666/l50



23 :吾輩は名無しである:04/03/18 22:14
私小説以外は    くず。

24 :吾輩は名無しである:04/03/18 22:15
ま、私小説を語るスレとして使おうや

25 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:17
主人公と私小説が被らない作家ってそんなにいるか?
女作家の書く小説のほとんどの主人公が女だし
男作家の書く小説のほとんどの主人公が男だし。

26 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:20
>>25 そうか? 結構、逆もありそうだけど・・・

27 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:20
>主人公と私小説が被らない

それから、これどういう意味?

28 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:27
藤枝静男つまらん。
ただの日記

29 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:33
日本人は劣等民族だから客観的視点や多角的視点が持てないんじゃね?
だから小説はいつも自分中心の傲慢稚気になるんじゃね?

30 :吾輩は名無しである:04/03/19 07:14
>>25見たいな人は私小説という言葉を誤って理解してるだけ。
自身の体験や思想を盛り込んだ小説が私小説ではないんだよ。ちょっと勉強しろ。

31 :吾輩は名無しである:04/03/19 13:54
↑私小説とは?

32 :吾輩は名無しである:04/03/19 15:18
>>11
・・・・私小説は近代日本の特殊性につよく規定される点で
それらとは異なる。最も日本的な文学形態だけに、
日本的な偏りを批判されることが多かった。・・・



この解説書いた奴、死ぬほど馬鹿だな。
神話を再生産してどうする。


33 :吾輩は名無しである:04/03/19 16:07
>6
そのくせ「仮面の告白」を書いた。

34 :吾輩は名無しである:04/03/19 16:08
>14
ぜんぜん違います。

35 :吾輩は名無しである:04/03/19 16:13
私小説とは、作者の告白であり、作者と作品とを分けて
作品を読む、という読書を許さないたぐいのオナニーである。
作者の思いが絶対であるから、センター試験をはじめ大学入試には
使いやすい(解釈は一通りだけ)。
日本の国語教育の質の低さの原因の一つ。

36 :吾輩は名無しである:04/03/19 16:26
>>32
>>19によると高橋英夫らしいよ。
誰このひと?

37 :吾輩は名無しである:04/03/19 18:52
作家本人の人生をバックグラウンドとなる世界観として持ってるやつ
が私小説でしょ?

なんだかしらないけど直接的な小説の形態を分類する言葉じゃないやね。
小説が書かれた状況の分類だと思う。なのに「伝記」とか「随筆」とか
そういう言葉と並べるから混乱するんだろ。もちろん「これは私小説です」と
言い切られてる作品があるからなんだけど、でもそれってあんまり学問的な
分類じゃない。
こういうことやってるから文学は学問じゃないとか言われるんだよ。
まるで系統立ってない。

38 : :04/03/20 00:26
一人称形式で作者自身を主人公とし、
自身の体験や思考を直接的に作品に反映させている小説。
形式的には随筆とあまり変わらないような外観をもちながらも
虚実の境界を曖昧にさせる言語表現であることに
「私小説」と呼ばれる特色があるのではなかろうか。。。

39 :吾輩は名無しである:04/03/20 00:39
かならずしも主人公じゃなくね?太宰も主人公ってよりは斜陽だったら弟だったりヴィヨンだったら旦那だったり。しかも私小説=作者の告白 はあかんだろー。といいつつなんだかは分からん。一作品づつ、これはあーだから私小説か否かを説明してくれる母性を見せてくれ!

40 :吾輩は名無しである:04/03/20 01:02
どーでもいいことかもしれないけど。
づつ→ずつ なんだよね。
こういう言葉も知らないと、
本を読んでないんだなぁって気がする。

41 :吾輩は名無しである:04/03/20 02:58
ノンフィクションのように忠実じゃなくていいけどでも
部分部分で現実とダブってるようなものが無いと私小説とか言いたくないな

逆に言うとそうやってちらちら回りくどくというか、ねちっこくというかリアルの話を
読者に吐露しようとするのを私小説と呼びたい。
分類しようとするならノンフィクションとの境目を語った方が良いよね。

前も書いたけど、とにかくこの言葉って小説の分類というよりそれが書かれた
背後の環境を分類してるんだと思う。

42 :吾輩は名無しである:04/03/20 04:27
私小説というのは、現実そのまんま(自分の体験そのまま)を小説に書き起こしたもの。そんだけだよ。
たとえばおまいが今朝かーちゃんに叩き起こされて
かったるいなあと思いながら布団から這い上がって、ションベンしたら足にシッコが
羽飛んだけど拭きもしないでそのままメシ食って、道ですれ違った女のブラ透け思い出しながら
夜オナニーしたと、その一日をそのまま文字にしちゃうの。
伝えたい何かを表現するために文字を使って物語を組み立てるのではなくて、
もうすでに存在してしまった現実から何か意味を汲み取ろうってわけ。


43 :吾輩は名無しである:04/03/20 04:32
>>42
それって私「小説」じゃなくて、日記とかルポとかの類でしょ。
適当なこというなよ。

44 :吾輩は名無しである:04/03/20 11:49
みんな分かっているようで分かってない、私小説。
なんとなくは私小説のイメージはあっても
聞かれると旨く答えられない、私小説。

ここまでわかったこと。
私小説とは日本文学の歴史のなかで日本文学のひとつの形式として現れたもので、
私小説=日本文学というようなくくりかたは全くの誤りで、


45 : ◆GiTmRUKFvw :04/03/20 13:29
>>40
いきなり他人のけちつけるのもどうかと思うけど
「つづ」の方が正しいと思うよ
本読んでる云々がどう関係してるか知らんけど

46 : ◆GiTmRUKFvw :04/03/20 13:31
失礼
づつ

47 :ガディワッツ:04/03/20 13:34
眼球タンなんかは、私小説にはいるの?


48 :ガディワッツ:04/03/20 13:43
たとえば、太宰なんかだと作者の執筆時の状況をわかっていないと、
綺麗に理解できない作品が多いですよね、この意味で作者と作品を切り離して考えるということは困難になってます。
眼球タンの場合だと、1部、2部、それぞれが独立してはいるんだけど、1部の内容に深みを与えるためには、
その2部の存在というのが不可欠ですよね、ということは私小説とよんでいいのかな。

49 :ガディワッツ:04/03/20 13:46
でさぁ、作品が架空の作者を想定する場合っていうのがありますよねぇ。
こう言うのはどうなの? 私小説の小説? 馬鹿でごめん、わかりやすく説明してくれる
神求む。


50 :吾輩は名無しである:04/03/20 13:51
一人称の小説はすべて私小説であるという見方もある。

51 :ガディワッツ:04/03/20 14:06
心底そう思えたら簡単なんだけどなぁ……。

52 :◆a3OvCLzjz6 :04/03/20 14:09
とりあえず小林秀雄の『私小説論』に
誰かそろそろ言及して紅かなぁ。

53 :吾輩は名無しである:04/03/20 14:50
>>45
「〜づつ」はどちらかというと文語で
現代表記は「〜ずつ」の方が一般的です

54 :吾輩は名無しである:04/03/20 22:16
なぜ「地震」は「ぢしん」ではなく「じしん」なのか?

55 :吾輩は名無しである:04/03/21 00:26
>>43
もちろん「小説」であるからには一日の出来事だけ
順を追って文字にするわけだはない。
自身の体験を事実そのままに(自分の内面的思考も含め)
小説の技法をもって表現したものが私小説。

56 :吾輩は名無しである:04/03/21 05:29
>自身の体験を事実そのままに(自分の内面的思考も含め)
>小説の技法をもって表現したものが私小説。

これを読んで私小説がどんなものかを分かる人っているか?
これだけじゃあ明らかに説明不足だ、もしくは説明放棄?

本当に自分がわかっているならそれを他人が理解できるように説明できてこそ、本当に自分も分かっているといえる。
他人に分かりやすく納得できるように説明できなければ、それは自分も分かっていないということ。
ただ、分かったようなつもりになっていただけ。


57 :せばすちゃん・ないと ◆xMK/F0Rq8c :04/03/21 05:52
ようは勘違いなんですよ、私小説って。
えーっと、田山花袋「布団」が起源だと思うんだけど。
花袋はおそらく意図的に、読者が作中の登場人物と作者
自身を混同することをねらったんでしょうけど、後続の作家、
とくに当時十代だった連中(後の白樺派)は誤解したわけ。
形式じゃなくて、主題が大事、センセーショナルな主題を
、それもなるたけ恥ずかしくて痛い自分を投影したやつを
書くことが文学だって勘違いしたんだよ。

と、蔵書整理しながら書いてみた。はやく寝たい・・・・・

58 :吾輩は名無しである:04/03/21 08:27
私小説って作者の人生背景に関する知識がなかったら理解できないもの?
太宰治でも、作家と作品の関係を切り離して読めば、私小説ではない読み物になったりしない?
村上春樹でも村上龍でも読み方次第では私小説と読めるということ?
じゃあ私小説ってどんな?

59 :吾輩は名無しである:04/03/21 08:48
フィクションかノンフィクションかではなくて、
作者の思想等が登場人物や作品にそのまんま投射されてる作品が私小説じゃないのかなぁ。
俺は村上春樹は私小説すら書けてないと思ってるよ。
登場人物を登場人物として独立させてアイデンティティを持たせるわけでもなく、
全体を、細部に至るまで作者の意志で完璧にコントロールするわけでもなく。
弁証法的な主題もない、或いはカーニバル的な要素もない、不条理を書くでもないし。
まぁ、何もない、ただ空虚なだけっていうのが主題なのかもしらんが。

一人称で自意識なんて書いてしまうと、大抵は私小説になるな。

60 :せばすちゃん・ないと ◆xMK/F0Rq8c :04/03/21 09:05
うお、おれんとこだけスルーかよ。

私小説をあえて定義するなら、登場人物、とくに語り手と
筆者の直接的な連続性を否定しない形式の小説、だな。
そういう意味では、私小説の作中の語り手というのは、
作品世界の中だけで自立した存在ではないよ。

ついでに書くと、太宰と春樹は私小説作家ではないね。
どちらも、「作者と語り手が連続していてもOK」という
私小説の形式をふまえた上で(ふりをして)、その実一
般的な小説世界(ここでは「作者と語り手の分離」と定
義しとこう)を構築してる。韜晦の手法が似てるわな。
まあ、私小説というひとつの定型を少しひねってあるわけだ。



61 :吾輩は名無しである:04/03/21 09:36
太宰が私小説でもなんでもなかったら
私小説は日本の小説の特質でも何でもなくなるな。
ただの「異端」のひとつになる。
そもそも日本文学に主流なるものがあるのかすら疑問だ。
すべて輸入思想だからな。
できれば私小説の代表的な作家を教えてほしいな。

62 :せばすちゃん・ないと ◆xMK/F0Rq8c :04/03/21 10:00
>>61
私小説という形式は小説形式の異端。これは間違いない。
(なんせ「日本特有の」なんていわれてるわけだから)
つーかおれは厳密には小説だと思ってないんだが。
日本の小説の特質が私小説であるというなら、悲しいとさえ思うよ。

代表作家、ですか。
田山花袋、白樺派、吉行淳之介、武田泰淳。年代別にこんなとこでどうかしら。
泰淳くらいになると、私小説形式に加えてまた別の勘違いが加わってる。
つまり、「政治的な問題を語ること」=文学という誤解だ。


63 :吾輩は名無しである:04/03/21 12:44
>「政治的な問題を語ること」=文学という誤解だ。

大江

64 :吾輩は名無しである:04/03/21 14:07
>>58
作品によるだろうけど、作者の人生を知らねば作品の製作意図を
完全に理解できないものも多いよ。
私小説が批判される理由の一つがそれだからね。
もちろん読者には誤読の権利(または楽しみ)があるので
私小説を普通の虚構物語として楽しむのもあり(楽しめればの話だけど)。


65 :吾輩は名無しである:04/03/21 17:08
>64
そういう私小説がセンター試験に出題される。
解釈が全て決まっているから。

66 :吾輩は名無しである:04/03/21 18:56
>武田泰淳

おれは武田が好きでよく読んでいるが
私小説・・・・かなぁ?
でも例に比較的大衆向けな作家の名が挙がらないところをみると
やっぱり私小説というものは異端なんだろうなぁ。
まあその例が私小説の代表格として打倒ならという前提での話しだけど。
韓国の文学の歴史について調べたことがあったんだけど
そのなかで「日本文学の特徴である私小説とは違った独自の形での・・・(戦前)韓国文学」ということが言っているところがあったんだが。
日本文学のどこをみてあれはあたかも日本文学の主流の私小説とは違うとでもいうような書き方をしてたんだろ?
ほかの私小説に関する評では「日本の私小説は西洋人には好まれないためにあまり紹介されなかった」ということが書かれていたり。
日本文学といえば外国人や日本人は誰を思い浮かべるだろうか?
三島?川端?大江?安部?芥川?…春樹?龍?ばなな?・・・?
日本人でも外国人でも志賀直哉や武田や中上や筒井の名を挙げるものは少数派じゃないかな?

う〜む…

67 :吾輩は名無しである:04/03/21 19:44
〇〇大学に通う僕が友達のAとBとCという実在する人物をと毎日つるんで
現実どおりに講義では相変わらず単調で退屈な話を聞き流して
(作者である}僕は、いつも一番前の席で熱心に授業を受けているDさんという
実在する女性に恋をする。
思いを伝えるために悩み、実際に顔なじみのおばちゃんの経営する大学の近くの文房具店で
〇〇〇を買い、(自分の住んでいた)神田の〇〇荘に帰り・・・

みたいな?

68 :吾輩は名無しである:04/03/21 19:46
最良の私小説は武者小路実篤と志賀直哉ぐらいだね

69 : :04/03/21 19:53
量的にも質的にも他の国に見られないような文学的潮流をもった、
ということで日本の私小説は特色付けられているわけだ。
三島や川端などの国際的ビッグネームとは関係ない話。
中村光夫が編んだ『私小説名作選』でもわかるように
田山をはじめとして短編作家が多いのも特徴なわけだし、
三浦哲郎とか水上勉とか藤枝静男なんかを例に出すべきだろ。

70 :吾輩は名無しである:04/03/21 20:29
あと葛西善蔵とか徳田秋声とか本質的に地味だよね。私小説って。

71 :吾輩は名無しである:04/03/21 20:40
武者小路実篤どーよ?

72 :吾輩は名無しである:04/03/21 21:04
田山花袋、武者小路実篤、志賀直哉あたりは地味という印象ないけどね。
結構借金とか貧乏とか描いた私小説家が多いから。。。

73 :吾輩は名無しである:04/03/21 22:20
地味というより「シブイ」だな。
そのへんを読んでいる奴みると、主流から一歩下がったところを狙っていてひねくれているような。

74 : :04/03/21 22:30
で、「私小説」は、身の回りや自分自身のことを芸術として描く。
客観的描写ではなく、主観的な内面描写を中心に描かれれることが多い。
語り手の視点による一人称であることが多い(三人称の場合もあるが)。
また、私小説では主人公がしばしば作者本人と同一視されている。
内面が充分に描かれなければ単なる身辺雑記で終る危険性があるが、
その危険性を微妙にかわしつつ散文芸術に高めている点が
諸外国から見て日本の私小説が非常に特異に映るようだ。

75 :吾輩は名無しである:04/03/21 22:42
>>74
解説はありがたいのだが、肝心な点で
「〜が多い」とか「しばしば」とか「散文芸術」とか
曖昧な表現で説明されていて、どうもお茶を濁されたような
気がするのですけれども。。。

76 : :04/03/21 22:49
確かに。>75
というのも私小説っていっても幅広いからね。
数学のように明確に集合を定義づけるのは困難。
必ず集合の境界が曖昧になってくるからね。
たとえば藤枝に「私々小説」ってのがあるけど
これなんかも判断が難しいところがある。それどころか、
「私小説作家の私倍増小説」ってのもあったっけ。

77 :吾輩は名無しである:04/03/21 22:55
中村光夫ageなのです。

78 :吾輩は名無しである:04/03/22 01:37
>>66
>でも例に比較的大衆向けな作家の名が挙がらないところをみると

だって実人生をそのまま文字に書き起こしたら(それが私小説)
エンターテイメンにはならんからねえ。大抵。


79 :吾輩は名無しである:04/03/22 02:29
>>76
藤枝は小島信夫を評して「個小説」とも書いているな。
「私」ですらない、誰かに理解されようともしてない小説だ、って。
もちろん高く評価している。

80 :吾輩は名無しである:04/03/22 02:58
>>74
てか、私小説は完全に「主人公=作者」なんだけど。
作中の主人公や登場人物が、「なぜこの人はここでこういう行動を取るのか」「どうしてこの場面でこう思うのか」
という問いの答えが、「だって実際にこういうリアクションした人がいたんだもん」「だって僕、あのときこう思ったもん」
となるのが私小説。

81 :吾輩は名無しである:04/03/22 08:27
ちなみに太宰治は私小説作家じゃないよ。
太宰治も私小説をいくらか書いているって程度。
そりゃあ他の私小説作家達からの影響は多少なりとも受けるだろ。
影響を受けたためにいくらか私小説形式のものが書かれただけ。
全体的にみて太宰治は私小説作家とはいえないよ。

82 :吾輩は名無しである:04/03/22 16:08
白樺派の人たちは私小説らしいけど白樺派ってどんなの?
どんな作風なの?そのバックグラウンドとかあるの?

83 :吾輩は名無しである:04/03/22 16:19
泰淳が私小説家ってのも噴飯物だな

84 :吾輩は名無しである:04/03/22 20:11
泰淳は私小説家だよ、人肉食ったりしてんだよ、あいつ。

85 :89:04/03/22 20:18
実はキリストの親父でもある、すごい経歴。

86 :吾輩は名無しである:04/03/22 22:23
「私小説」の対極にくるのが横光の「純粋小説」。
で、平野がいってた「芸術と実生活」の問題がきて
82の「白樺派」に言及できる下準備ができた。さて。

87 :吾輩は名無しである:04/03/22 22:31
小説は全て作者の世界の中の話であるので、広義では全て私小説と言えなくも無い。
という揚げ足は別として、主人公が一人で思想的ってのが最低条件だろうけど。


88 :せばすちゃん・ないと ◆xMK/F0Rq8c :04/03/22 23:02
>>87
>小説は全て作者の世界の中の話であるので、広義では全て私小説と言えなくも無い。
おいおい。。
作者のうちに源泉をもちつつ、作者本人とは独立した世界を形成
するもんじゃないかなあ、小説は。

89 :ハル ◆8DJG7S.Zq. :04/03/22 23:39
>>86
平野謙は、私小説に調和型と破滅型の二種類があるという考えだね。
1) 調和型が白樺派で実生活>芸術。
2) 破滅型は芸術>実生活で、実生活と芸術の関係に二律背反を見た。
>>87
「思想的」である必要はないよ。メイビ。

90 :吾輩は名無しである:04/03/23 01:03
人間が書くんだから、小説には書き手の思想なり道徳なりが
多かれ少なかれ反映されるものだ。
私小説というのはそういうのとは全く別次元の形式だよ。
>>87みたいなのは私小説に対して典型的な誤解を持っていると思う。

91 :吾輩は名無しである:04/03/23 05:31
どれも私小説にみえてしまう。
文章は読者のために書くのではなく自分のために書けと聞いたことがある。


92 :87:04/03/23 08:26
そうかなあ。じゃあどういうのが私小説なのか、判断が難しいかも。
三島の「仮面の告白」
太宰の「人間失格」
なんかは代表例だろうけど。自分が主人公ってこと?

93 :吾輩は名無しである:04/03/23 08:49
誤解の無い私小説に対する認識を得るために、誰か

94 :吾輩は名無しである:04/03/23 10:04
自伝的小説と私小説は区別した方がいいと思う。
87の挙げてる例は自伝的かもしれないけど、私小説とはいわないんじゃないか。

95 :吾輩は名無しである:04/03/23 12:02
白樺派の代表的作家である志賀直哉。
この志賀直哉の小説のどんなところが私小説の特徴を持ってるの?

96 :吾輩は名無しである:04/03/23 15:41
太宰治「ダス・ゲマイネ」は私小説なのかな?
「わたし」とは別に三人称で「太宰」が出てくるの。
すんごい奇異な感じを受けた。
まあ、面白けりゃ何でもアリか。

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